特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて

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鳥獣戯画のすべて

展覧会史上初!全4巻全場面を一挙公開。800年以上前に描かれ、現代まで多くの人を魅了し続けてきた国宝「鳥獣戯画」のすべてを展覧する。

※新型コロナウイルス感染拡大に配慮し一時休止後、6/1(火)から開催期間を延長し再開

動物や人間たちがさまざまな儀式や行事、遊戯に興じる様を躍動的な線描で描いた「鳥獣戯画」は、誰もが知る作品です。しかし、4巻におよぶその全場面が同時に公開される事はこれまでありませんでした。甲・乙・丙・丁の4巻はそれぞれ趣向に変化があり、制作時期や著者も異なると言われています。本展では、展覧会全期間にわたり「鳥獣戯画」の全4巻・全場面を一挙公開!それぞれの個性の違いを楽しめる、史上初めての機会となります。

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鳥獣戯画のすべて 開催趣旨

国宝「鳥獣戯画」は、擬人化した動物たちや人びとの営みを墨一色で躍動的に描いた作品です。本展では、展覧会史上初めて、甲・乙・丙・丁全4巻の全場面を、会期を通じて一挙公開します。加えて、かつて4巻から分かれた断簡、さらに原本ではすでに失われた場面を留める模本の数々も集結します。まさに<鳥獣戯画のすべて>をご堪能いただける、またとない機会です。
「鳥獣戯画」が伝わる京都の高山寺は、鎌倉時代の僧、明恵上人によって再興され、今も多くの美術品が伝来しています。本展では、重要文化財「明恵上人坐像」をはじめとする高山寺選りすぐりの名宝などから、明恵上人の魅力にも迫ります。

特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて

特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて

特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて

鳥獣戯画が伝わった栂尾山高山寺

高山寺(こうさんじ)は京都市の北西部、栂尾(とがのお)にあります。創建は奈良時代といわれ、鎌倉時代初期に明恵上人が後鳥羽上皇より寺域を賜り、寺を華厳宗の道場として再興しました。高山寺は学問寺として発展し、いまも貴重な文化財が伝来しています。
2018年9月、台風が近畿地方で猛威を振るい、境内では200本以上の大木が倒れ、建物が損壊、地盤が崩落するなど大きな被害を受けました。いまも全力で復旧工事が進められています。

特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて

高山寺中興の祖、明恵上人の信仰と美術

鳥獣戯画の伝わる高山寺は、鎌倉時代の僧、明恵上人によって再興され、多くの文化財が伝わります。高山寺の開山堂に安置され、「秘仏」として普段は公開されていない重要文化財「明恵上人坐像」が28年ぶりに寺外で公開されるほか、明恵ゆかりの品々もご紹介します。

鳥獣戯画の全巻全場面を一挙公開

日本でもっとも有名な絵巻、国宝「鳥獣戯画」は甲・乙・丙・丁の4巻があり、それぞれに動物や人間たちの個性豊かな姿が描かれています。これまでの展覧会では、会期中に巻き替えが実施されていましたが、今回は展覧会史上初めて、通期で4巻全場面を展示し、いきいきとした表現、闊達な筆運びの全貌をご堪能いただけます。

鳥獣戯画 鑑賞のポイント

今回の展覧会では合計44メートルを超す国宝4巻の全画面を一度にご覧いただくことができます。普段はできない、各巻を横断的に見比べることができるのは全巻全場面展示ならではの醍醐味。よく似通った甲巻と丙巻の擬人化された兎、猿、蛙はもちろんのこと、乙巻と丙巻の鶏や犬、乙巻と丁巻の馬や牛といった動物を見比べてみると、各巻の線の違いがよく分かります。その他、甲巻と丁巻の法会の場面、丙巻と丁巻の験競べといった人間と動物が同じ行動をしている場面を比較してみるなど、楽しみ方は無限大です。

断簡や模本も集結、<鳥獣戯画のすべて>に迫る

鳥獣戯画の一部が本体と切り離され、掛軸などに仕立て直されて伝来した断簡、さらに原本ではすでに失われた場面を留める模本の数々も集結します。

イベント名特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて
開催期間2021/04/13(火) ~ 2021/05/30(日)
最寄り駅上野駅 / 鶯谷駅 / 京成上野駅 / 根津駅(徒歩15分)
会場東京国立博物館 平成館
お問い合わせ東京国立博物館 ハローダイヤル
電話番号:050-5541-8600
オフィシャル
サイト
展覧会公式サイト

 

出典:
世界遺産 栂尾山 高山寺 公式ホームページ
特別展 国宝鳥獣戯画のすべて NATIONAL TREASURE:FROLICKING ANIMALS