東京・浅草。観光名所の雷門・仲見世の喧騒から少し離れた裏通りに、知る人ぞ知る寿司屋があります。
その名はすし屋の野八。銀座の老舗「すし屋の勘八」から暖簾分けされた歴史を持ち、江戸前の仕事と下町らしい温かさが同居する一軒です。「浅草 寿司 名店」「浅草 江戸前寿司 雷門」「すし屋の野八 田原町」などでお探しの方に向け、味・雰囲気・利用シーン・アクセスまでを丁寧に解説します。
立地・歴史・特徴|雷門から徒歩圏、落ち着きの寿司処
住所:東京都台東区雷門1-3-7
最寄り駅:東京メトロ銀座線「田原町駅」徒歩約5分/都営浅草線・銀座線「浅草駅」徒歩約7分
昭和47年(1972年)頃創業。銀座「すし屋の勘八」からの暖簾分けを受けて“野八”の名を掲げ、浅草・雷門エリアの静かな裏路地に店を構えます。
店内はカウンター中心(目安13席)+座敷という落ち着いたレイアウト。肩肘張らずに“きちんと旨い”寿司を楽しめる、通好みの雰囲気です。
名物・メニュー|江戸前の妙味と話題の「一粒寿司」
野八の持ち味は、江戸前の丁寧な“仕事”。しめ、煮、漬け、煮切り、艶やかな煮穴子など、伝統を踏まえた味づくりに定評があります。
話題になった「一粒寿司」(シャリ一粒に極小ネタ)は、職人の遊び心と技量を象徴する一貫。寿司の本質をミニマルに映し出す“粋”を体験できます。
おすすめの楽しみ方(握りの流れ)
- おまかせから:まずは旬の流れに任せて。しめ鯖、白身(真鯛・平目)、新イカ、車海老、穴子など、その日のベストを織り交ぜてくれます。
- シャリとネタのバランス:やや小ぶりの小気味よいシャリ。ネタの厚み・温度・艶が調和し、口中で自然にほどけます。
- 締め:巻物や玉子で“余韻”を作るのが定番。日本酒との相性も抜群です。
つまみも充実|“北の幸”と江戸前の技
車海老・甘海老・帆立・煮ハマグリ、艶やかな煮穴子など、産地や季節に合わせた酒肴(つまみ)も好評。
軽くつまんでから握りに移る“通の流れ”も、美味しい時間の作法としておすすめです。
利用シーン・雰囲気|観光後の静かな一食、接待・記念日にも
- 観光後に:雷門・仲見世の散策のあと、喧騒を離れて上質な江戸前寿司を。
- 大人の会食:カウンターで職人の所作を愉しむ、または座敷でゆっくり語らう。接待・記念日にもしっくりくる空気感。
- 遅い時間帯:夜遅めの時間でも対応する日があり、浅草で“締めの鮨”を楽しみたい時の選択肢に。
※ 営業時間や受け入れ可能な時間帯は日によって変動する場合があります。来店前に最新状況をご確認ください。
初めての注文ガイド|迷ったら“おまかせ+酒肴少々”
- スターター:白身薄造り、蛸柔らか煮、煮ハマグリなどを軽く。
- 本編:おまかせ握り(赤身漬け→白身→光り物→烏賊→海老→穴子…と季節の流れで)。
- 締め:干瓢巻・鉄火、そして玉子で余韻を。
訪問前に知っておきたい情報(予約・予算・支払・設備)
予約:予約可。カウンター希望や「おまかせ」相談は事前連絡が安心。
予算目安:ディナー10,000〜15,000円前後(内容により増減)。美味しい酒肴を交えるともう少し見ておくと安心です。
支払:クレジットカード対応(主要ブランド)。
席・設備:全席禁煙/貸切応相談/座敷個室あり(人数・条件は要確認)。
店舗リンク・アクセスマップ
アクセスマップ
まとめ|浅草で“粋”を味わう、江戸前の確かな一貫
すし屋の野八は、観光地・浅草でありながら、静かな裏通りで江戸前の本質を味わえる名店。
丁寧な仕事、ほどよい緊張感、そしてどこか下町らしい温かさ――。初訪でも“寿司の奥深さ”に触れられる一軒です。浅草で大人の寿司時間を過ごしたいなら、ぜひ候補に加えてみてください。


