浅草といえば天ぷら・すき焼き・和食の街という印象がありますが、実は“洋食の名店”も数多く存在します。その中でも80年以上の歴史を誇る老舗洋食店が「グリル グランド」です。1941年創業、下町・浅草観音裏で代々受け継がれてきた洋食の味は、今も多くの食通を魅了しています。
本記事では、浅草を代表する老舗洋食店「グリル グランド」の魅力を、人気メニュー・アクセス・利用シーンなどを交えて徹底紹介します。
創業1941年、浅草観音裏で続く老舗洋食店「グリル グランド」
「グリル グランド」は、浅草寺裏の“観音裏エリア”にある、落ち着いた雰囲気の一軒家レストラン。創業は1941年(昭和16年)と古く、戦前から続く正統派洋食の味を守り続けてきました。
外観は木製ドアとレンガ壁が印象的なレトロモダン調。店内は木のぬくもりを感じる温かみのある空間で、テーブル席・個室席を備えています。昭和の香りが漂うクラシカルな空気感は、まるで時間がゆっくり流れているかのようです。
住所:東京都台東区浅草3-24-6
最寄駅:つくばエクスプレス「浅草駅」徒歩5分/銀座線「浅草駅」徒歩10分
営業時間:ランチ 11:30〜14:00/ディナー 17:30〜20:00
定休日:日曜・月曜
名物「カニクリームコロッケ」は必食!とろけるホワイトソースと蟹の旨味
「グリル グランド」の代名詞といえば、全国のコロッケ好きが絶賛するカニクリームコロッケ。サクサクの衣の中には、とろけるように滑らかなホワイトソースと濃厚な蟹の旨味が凝縮されています。
このカニクリームコロッケは、全国規模の「コロッケグランプリ」で金賞を受賞した実績もあり、まさに洋食界の名作と呼ぶにふさわしい一皿。ランチセット(スープ・サラダ付き)で2,000円前後と、価格も納得のクオリティです。
外はサクッ、中はトロッ。箸を入れた瞬間、ソースの香りとカニの風味が広がり、口いっぱいに幸せが広がります。訪れる人の多くが「一度食べたら忘れられない」と評する看板メニューです。
もう一つの主役「オムライス」|伝統のデミグラスソースが決め手
グリル グランドのもう一つの看板料理が、ふわとろ卵に包まれたオムライスです。中のチキンライスは絶妙なバター風味で、上からかかる特製デミグラスソースが全体を包み込みます。
このデミグラスソースは、なんと約2週間かけて煮込むというこだわり。牛骨・香味野菜・赤ワインをじっくりと煮詰め、深いコクと芳醇な香りを引き出しています。軽やかでありながら奥行きのある味わいは、まさに老舗の職人技です。
ケチャップソース派のオムライスも人気で、どちらを選んでも間違いなし。初めて訪れる方は「オムライス+カニクリームコロッケ」のコンビをぜひ。
その他のおすすめメニュー|ハヤシライスやビーフシチューも絶品
グリル グランドは、洋食全般のクオリティが非常に高く、どのメニューも完成度が高いことで知られています。
- ハヤシライス:デミグラスソースの旨味が凝縮された深い味わい。
- ビーフシチュー:とろけるような牛肉と濃厚ソースのマリアージュ。
- エビフライ:サクサク衣とタルタルソースが絶妙のバランス。
- ステーキセット:特別な日や記念日ディナーにおすすめ。
ディナーではコース料理も提供され、前菜・カニクリームコロッケ・ヒレステーキ・オムライスなどが組み合わされた贅沢な構成。テーブル席・個室を備えており、デート・記念日・接待にもぴったりです。
予約・混雑状況・予算の目安
ランチタイムは予約不可、ディナータイムのみ電話での予約が可能です。週末や観光シーズンには開店前から列ができることも多いので、時間に余裕をもって訪れましょう。
平均予算:ランチ 3,000円前後/ディナー 8,000〜10,000円
支払い方法:クレジットカード・交通系電子マネー対応(QR決済は要確認)
喫煙:全席禁煙
子連れ:ベビーチェア・子ども食器あり、ファミリーにも対応
店舗情報・公式リンク
アクセスマップ
まとめ|80年以上続く浅草の洋食文化を今に伝える名店
「グリル グランド」は、昭和から令和へと受け継がれてきた浅草の洋食文化を象徴する老舗。どの料理にも共通するのは、素材を大切にし、手間を惜しまない“職人の味”です。
カニクリームコロッケやオムライスをはじめ、デミグラスソースの香りが漂う一皿は、まさに伝統の結晶。観光ついでのランチにも、特別な日のディナーにもぴったりの一軒です。
浅草で「洋食といえば?」と聞かれたら、迷わず「グリル グランド」。時代を超えて愛される味を、ぜひ一度体験してみてください。


